Glastonbury Festival 2011  【 フェス前日( 6 / 23 )、会場内を歩き倒す Vol. 2 】


はためくフラッグの間をすり抜けて、ストーンサークルによじ登ってみたりしながら Craft Field に来ました。ここはワークショップのような感じで、陶器や粘土細工、アクセサリー、彫刻、ペイントなどを体験させてくれます。民族色が強くなかなかディープなエリア。


Craft Field を抜けて更に西(奥)に行くと Avalon ステージArcadia ステージClub Dada、そして突き当たりに Shangrila 。えーとえーと、はっきり言って奥に進めば進むほど「 キケン 」な雰囲気。メインステージのド真ん中でも堂々と葉っぱ吸ってる人はいたけど、こっちはけっこう重度な印象というか…。特に怖い思いはしてないけど「 う… 」と K ちゃんと苦笑いして足早に通り抜けました;


打って変わって明るい雰囲気の Circus Field Kidz Field ではお客さんを巻き込んで手品をしてたり、わいわい楽しそう!キッズ・フィールドの入り口で、執事とメイドの恰好( しかし足元は長靴。アーティストも長靴の人が多くて微笑ましかった。グラストでは必需品だもんね。笑 )をしたおじさまとおばさまが「 紅茶はいかが? 」と道行く人達に声をかけてた。男性 2 人組が「 あ、じゃあ戴きます 」と言うと 1 人にカップを手渡し、もう 1 人にはやかんを。執事のおじさまが「 1・ 2・ 3 !! 」と魔法をかけると、コップ目掛けてやかんから水が噴き出した!!コップを持っていた彼はびしょびしょ(笑)。だけど、やられたーって顔をした後 ゆっくりと紅茶を飲んでから「 Hm, good. Good taste. 」と言った彼はとても素敵でした:-)

こども連れの家族で来たらすごく楽しいだろうなあ。海外の人って音楽のノリ方がとても自由で自然だなあといつも思うんだけど、今回の旅で 特にイギリスはどこの街も毎週末のように小さなイベントやフェスがあって音楽で満ちてるから、小さい頃からこうやって沢山の音楽やお祭りに触れて感情を解放してあげる術をみんなが知ってる。だから( 良くも悪くも )自分に正直で、音楽をはじめ何かと対峙した時にまっすぐ受け止めるような人に育つのかなって。イギリスを好きな人達が「 だってここだと自分らしくいられるから 」って言う所以はなんだろうって、旅の間中考えていた。シンプルな暮らしだから、本能に耳を傾けられるっていうのは大きいと思う。気持ちいいからここで寝る・楽しいから叫ぶ・おなか減ったから食べる。フェスだとこれが叶うんだよね。そのシンプルな構造がとても居心地が良くて好き。


フェス前日からぽつぽつライブが始まるのだけど、今日のお目当て Sandi Thom は 20 時半。まだまだ時間があるね〜ということで、途中でオフィシャル・ T シャツ買ったりしながら( 素敵なデザインのうえ£15 !安っ!http://shop.glastonburyfestivals.co.uk/Store/DisplayItems-11-0-2011.htmlシネマ・テントに行ってみました。時間が合ったので『 Thor 』を観ることに。 3D 作品なので入り口でサングラスのようなメガネを渡され、みんな思い思いにそのへんに座りますw 下は外と同様 牧草というか泥土なので、私はついさっき £1 で買った Guardian 新聞を敷いて座ってました。やじ入れたりしながら観る映画もまた楽しかったな。でも映画の内容とコスチュームはひどかったよ(笑)。これは映画が終わった後の風景。

ほんとはここで大好きな『 King's speech 』や好評な『 127 hours 』、実は U2 あまりよく知らないので予習も兼ねて『 Killing Bono 』など、観たい映画がいっぱいあったんだけど、楽しい場所 & いいライブが多すぎて観られた映画はこの 1 本だけになりました。その代わり会場内は、ほぼ全部回れたと思う:-)