5/12 Copeland @ Shibuya O-East

終わっちゃったよ。
今日はCopeland、最後の東京公演でした。
最近すごく忙しくて日記も気付いたら2週間書いてなかったけど、これだけは書き留めておきたい。


Copelandは2003年にリリースしたデビューアルバム『 Beneath Medicine Tree 』からずっと好きだったバンドで、上記の1stと4th『 You Are My Sunshine 』は本当にどれだけ聴いても飽きないです。私のMP3は曲の入れ替わりが激しいけども、この2枚だけは必ず入ってる。
初めてライブ観に行った時はその演奏の下手さに呆気に取られたし(笑)、音飛びしまくりの輸入盤に辟易して待ちに待った国内盤は「 インディ盤のため流通量が少なくて手配できません 」とか言われ、やっと手にした国内盤も” 音飛びちょっと改善されました ”程度の質で本当に突っ込みどころ満載な思い出ばかりなんだけど、
どういうわけか音源の旋律の美しさは他に類を見ないほどで、それだけですべてが許せるようなバンドでした。大抵、音がかっちり合ってるようなライブバンドしか好きにならない私としてはかなりめずらしいケースだった。あのライブを観た後もなぜこんなに好きでいられるのか不思議でしょうがないんだけど(笑)Copelandの曲には随分支えられてきたんだ。
CDに関してはバンドじゃなくてレーベルがわるいんだろうし。…ただ、演奏はもうちょっとがんばってくれ(笑)

You Are My Sunshine

You Are My Sunshine


で、今日のライブ。
とても落ち着いた爽やかなステージで、本当にいいライブでした。
始めはジョナサン(Dr.)がやけにドタバタしてて、音響のバランスもおかしくてボーカルがよく聴こえなかったけど、3曲目くらいで安定。演奏も今までで一番よかったと思う。アーロンは、観る度にユニセックスな澄んだ声になっていくよ。

『 on the safest ledge 』で揺れてるのが気持ちよくて、子供じみてるんだけど、このまま終わらなければいいのになぁ。と今日は心底思いました。
アンコール1曲目だけはアーロンが1人でギター弾き語りで『 Love Affair 』を演ったのだけど、周りで泣いてる人もけっこういて、あー本当にこれが最後なんだなと実感した。私もアーロンが何度も観客に向かって「 Thank you 」と繰り返し言ってくれたことと、アンコールの『 Brightest 』でグッときてしまって、なんだか急激に寂しくなってしまった。

『 on the safest ledge 』 http://www.youtube.com/watch?v=ic1CfyGo0nI

正直なところ、O-Eastが埋まるのだろうか…と余計なお世話&要らぬ心配をしてたんだけど、人はかなり入ってました。
メンバー日本好きみたいだし、後に控えてた中国公演が中止になり日本がほんとに最後の公演ということになったので、あたたかい雰囲気の中で幕を降ろせてよかったなぁ。( 明日大阪があるけど )


【 SET LIST 】
1.Priceless
2.Take Care
3.I'm A Sucker For A Kind Word
4.The Grey Man
5.Chin Up
6.Control Freak
7.Coffee
8.Sleep
9.On The Safest Ledge
10.The Day I Lost My Voice(The Suitcase Song)
11.Eat,Sleep,Repeat
12.Pin Your Wings
13.No One Really Wins
14.When Paula Sparks
15.California

〔 ENCORE 〕
1.Love Affair
2.Brightest
3.Testing the Strong Ones
4.You Have My Attention




ついでに載せておきます。
以下は2009年10月に発表した解散についてのコメントの和訳。


親愛なる皆さんへ

私達は非常に難しい決断に至りました。私達にとって、Copelandから違う人生の道へと進む時が来たのです。今まで音楽を作り続けて来られた事に本当に感謝しています。過去9年間、私達は、見る事が出来るとは夢にも思っていなかった世界の一部を見る事が出来ました。素晴らしい才能を持ったアーティスト達と共演し、友人になる事が出来ました。とても誇りに思っている4枚の作品を作る機会にも恵まれました。なによりも、皆さんが私達のバンドと作品をとても大切にしてくれた事を誇りに思っています。私達の音楽を、人生の一部として受け入れてくれた全てのリスナーに感謝しています。私達をサポートしてくれた一人一人に、心からお礼を言いたいと思います。私達の人生にとって大きな影響を与えてくれました。
安心して貰いたいのは、これは苦渋の解散ではないという事です。私達一人一人が、Copelandが終わりを迎え、次の事に取り組む時が来たと感じたのです。私達はきちんとさよならをしなくては終われません。ですから、この春にアメリカでの最後のフェアウェル・ツアーを計画しています。また、私達の好きな国のいくつかを最後にもう一度回るつもりです。もう一度皆さんに会える事をとても楽しみにしていますし、これが過去最高のCopelandのツアーになる事を望んでいます。
近い将来にもう一枚アルバムをレコーディングする事については、話し合っていて、その可能性も否定できません。ですが、この春のツアーが最後になります。
心の底から、皆さんの愛とサポートに感謝しています。

Aaron, Bryan, Jon & Stephen



今でも落ち込んだ時によくこれを聴く。『 Chin up 』は「 がんばれ 」「 元気だして 」って意味です。これから先も変わらず ずっと聴き続けていくんだろうな。また美しいメロディを届けてくれることを願っています。