18時にダンとグリーンパーク駅で待ち合わせ。1年振りに会えたこともあって、お互いの姿を見つけた時にはニカッと笑っちゃいました。でも仕事終わりで来てくれたので、初めて見るスーツ姿かつ英語をしゃべってるダンは知らない人みたいに見えて不思議な感覚。なんとなくワクワクして「ダン英語喋れたんだね」と言ったら「はっ?」と言われた(笑)。冗談だよ。:-)
行けそうな日にちで検索してヒットしたライブの中で、Wolf motherと迷ったんだけど、場所見てみたらグラスゴーて。ロンドンから鉄道で5〜6時間らしいです。却下というか不可能(笑)。そんなわけで、そう言えば「Here it goes Again」のMVが面白くてよく聴いてた時期もあったなぁ、とケンジントン辺りにあるShepherds Bush EmpireでOK GOのライブに決めました。
旅先で無くしたり盗られたりは嫌だったので50ポンドだけをジーパンのポケットに突っ込んで出掛けたため、写真がないのがちょっと寂しいですが…。でもあんなに大きな会場なら色々持ってっても大丈夫だったなー。もっとこう、ライブショウ観に来たというよりは、飲みに来た横でライブやってるって感じを勝手に想像していて。それって片手間な感じがするけど、私にとってはとても心地いいことなんです。例えばサマソニフジロックだと時間が長いから「踊るぜーー!!」って時もあれば、音楽を聴きながらごはん食べたり仮眠取ったりする時もあるわけで、なんだかそういうのが、非日常になりがちなライブや音楽がごく自然に日常と融合したみたいで歓びを感じるんです。音楽がいつでも隣にある生活が当たり前であってほしいし、日常の中でその時その時に合う音楽を選べるのが理想。だからかな、前はいわゆるアガル曲が好きだったんだけど(今も好きで最近Nickel backの「Dark Horse」冒頭2曲に再びハマってるけど)、今は鼓動のリズムに寄り添うようなあまり起伏のない曲の良さも分かるようになりました。私は感動しいではありますが、日常の中で感情の振り幅ってそこまではないもんね。湖面を揺らさないような曲が必要な時もある。
って語っておきながら、ここは思いっ切り「ライブショウ観に来たぜーー!」的なキャパ2000のオペラ座みたいな造りのホール空間な訳ですが(笑)。写真はシェパード・ブッシュ・エンパイアのHPから頂いてきました(問題あったらご一報よろしく)。まぁこれもよし。でも是非とも次は「酸素薄いよ、苦しいよ」位の小さなライブハウスに行きたいな。

OK GOは流石!パフォーマーでした。ハンドベルまで持ち出して、やたら紙吹雪降ったし(食べちゃったし)、全然飽きさせない。やっぱりHere it goes Againはすごい盛り上がりで楽しかったー。:-) 照明が計算され尽くされたように細部まで綺麗だったのが印象的。そういった意味でも昨日観てきたミュージカルに通じるものがあったな。エンターテイメントだなって。前にも書いたけど、私はROCKが好きで、ROCKは惨めで滑稽な素の自分をどれだけさらけ出せるかだと私は勝手に定義してるので、それとはまた違うものだった訳だけど、そもそもそういうの求めてるならOK GOじゃなくてWolf mother行けよと(笑)。そうは言ってもこういったエンターテイナーを私は尊敬しています。例えばマイケル・ジャクソンとか。今週「THIS IS It」のDVDが出たからさっそく兄と一緒に観たんだけど、すべて緻密に計算されたステージをこなすのは容易なことじゃない。真の「プロ」だよね。乗っかってるベクトルからして違うのは分かってる。好みかどうかなだけであって、素晴らしいものは素晴らしい。
終演後ダンと合流して、彼の友達がよくいるというパブで5人で飲み語る。リリーという女の人に「ロンドンではどこ行ってきたの?ショッピング?」と訊かれたので、「ううん、美術館巡ったり。あー、あとトラファルガースクエア(広場)でライオンに乗っかったりしてきたよ」と答えたらみんなから「あはは!面白いやつだなぁ!」と冗談と受け取られたみたいなんだけど、ダンが「こずえの場合、ジョークじゃなくてほんとだと思うよ」と訂正してくれて、「ジョークじゃなかったのか!かわいいやつだな!」とみんなからなでくり回される小っこい日本人…(笑)。みんな気のいい人たちで、いつまでも話していたかったけど今日の手持ちじゃタクシーは不安だったのでチューブがあるうちに帰ってきました。そうそう、イギリスのパブって確か23時で閉まるってよく耳にしてたけど、あのお店は1時までやってるみたいでした。ダンに聞いたら最近法律が変わって24時や1時まで開いてるパブも増えたんだって。あ、あと「話していたかった」と言いつつ、お酒が入ってみんな喋るのが早くなると全然ついていけませんでした。あと多分酔っぱらってそこまで気が回らなくなって、ロンドン訛りも復活してたっぽい(笑)。もう、そこまでいったらただのノリだよねー。お酒弱いのによくぞちゃんと1人で帰ってきた、と自分を褒めたい(途中までダンが一緒だったけど)。
カードキーなので鍵もフロントに預けてるわけではないし(でも失くす危険性があったんだからフロントに預けていけばよかったと帰ってきてから気付いた)ホテルの玄関も24時間開いてるけど、ツアーだとどこまで自由にしていいのかよく分からないなー。朝帰りとかではないけど日をまたいでしまったのと酔っぱらってるのとで、意味もなく、若干ドキドキしながらホテルに入る私。門限破りの娘か(笑)と自分に突っ込む。帰国のため荷物をまとめたりしていたら眠気のピークを越してしまって、フライトが12時間もあって機中泊なんだし、まぁいっか。と睡眠ゼロのまま次の日へ。

【小噺(こばなし)・メモ】
◆小っこい日本人、で思い出した。ホテルの部屋の机んとこの鏡の位置が高いんです…。通常、上半身から上くらいが映ると思うんだけど、まさに顔から上しか映らないんだよね(笑)。まー顔が映ればお化粧できるし問題ないんだけど、ちょっとびっくりした。
Nickelbackの話が出たので。今回イギリスに行くにあたって好きな曲を選んでMP3に詰め込む作業をしてたら、久し振りに聴いたNickelbackにえらいハマッてしまった。昔は「完璧すぎる…かっこ良すぎて私にはムリだ」と思ってたのに、何故か今は夢中です。特に上記の2曲と「Someday」を繰り返し聴いてるよ。いい声だなー演奏上手いなー。チャド観ててぼんやり思ったのは、「漢(オトコ)よのぉ」。私はチャドみたいな男になりたかったよ(ガニ股はやだけど)。