前日ダンとOK GOのツアーTシャツをまとめて買ったら、酔っぱらってすっかり渡すのを忘れて2つとも持って帰ってきちゃいました。帰りの便は13時だったので搭乗開始は11時。それでなくても24時間フルに起きてる私にとってはだいぶ時間があるのとフロントで訊いてみたら郵便局も近そうだったので、ダンに「ごめんよ、送るねー」とだけメールを打って、朝お礼の手紙を書いてからてくてく小包を出しに行く。ついでに日本にハガキでも出してみようかなと思ったんだけど、コインは日本に持ち帰った時に両替ができないので今お札を崩すのはまずい。と思い諦める。
で、帰ったらホテルのロビーで恰幅のいい陽気なおじいちゃんに呼び止められましてね。チェックイン待ちしてる人だと思ってたんで「なんじゃらホイ」と一瞬きょとんとしちゃったんですが、彼の話からアンディって言葉を聞き取って「あ、今日のバスの運転手さんなんだ」と気付きました。しかしチャキチャキのロンドンっ子でうまく聞き取れず…でも、どうもメールの話みたいなので真剣にうん。うん。と聞いてたんですが、分からない単語もあってお互いものすごく一生懸命(笑)。一応話の筋は飲み込めたけど大事な話の気がしたので、念のためグッドタイミングでロビーを通りかかった中井さんにも通訳してもらって、ようやくこっくり頷きながら「understand.(理解した)」と(笑)。
ミュージカル観に行った日にアンディがPCのメールアドレスを教えてくれたので、ホテルに着いてから携帯で「今日は本当にありがとう!」とお礼のメールを送ったんだけど、その携帯のアドレスに返信ができなくて困ってたそうです。海外だとPC→携帯は繋がらないのかな。携帯のカメラでアンディと一緒に撮った写真を、日本に帰ってきてから自分のPCに転送してアンディに送ろうとしたんですが、それもできませんでしたねー(自分のPCに転送ができなかった)。あ、で要は「だからこずえが日本に帰ったらPCからまたこのアドレスに連絡ちょうだいねー」ってことでした。:-)
無事伝わって、おじいちゃんが「ふうー、よかったー」とオーバーアクションで汗を拭う仕草をしたから、私も大笑いで「Sory,sory」って。伝言託されて来たんだからそりゃ焦るよね(笑)。ごめんね、もっと英語頑張るよ。:-)
しかしチャーミングなおじいちゃんでしたよ。マイクロバスにスーツケースを積み降ろししてくれる時に、私のだけ「うっ!」ってものすごく重い素振りをして笑わせるから、「No〜〜,you are joking!(そんな重くないでしょう〜)」って私もむくれてから笑いました。最後にこういう人と出会えて本当によかったな。ヒースロー空港に降ろしてもらって最後に「ありがとう、アンディにもよろしく伝えてください」と手を振って、スーツケースを転がしながら空港内に入る時、ふと、よろしく伝えてほしい人ができたことに感謝でいっぱいになりました。このおじいちゃんにも、単語が少なくて満足にお礼が言えなかったのが心残りだったけど、後日アンディを通して改めてありがとうと伝えることができました。:-)
帰りは気流の関係で11時間半と若干フライト時間が短いことと、機内に結構空席があったためみんなが1人で2・3席使えたこともあり、行きと比べると本当に楽にあっけなく着いてしまった気がします。旅も終わりかー。楽しかったなぁ。

さて。ダイアリーもやっと書き上がって、今はもうすっかり日常です。帰ってきたらまた仕事と、就活という現実も待っていたし。それでも落胆したり現実逃避せずにいられているのは、多少なりとも視野が広がった感があるから。それを感じさせてくれてるのは、アンディの存在が大きいです。時差があるから実質2日に1度のペースでメールをやり取りしてて、私はアンディに自然な英語で気持ちを伝えられるようになりたい一心で、未だかつてないほど勉強してます(笑)。前置詞が分からん前置詞が。まだまだ疑問のレベルが低いし、辞書片手にメール書いてると「ぬおおーー(悶絶)」ってなるけど(笑)、なんだろね、すっごく楽しいや。例えば「that」の説明文だけ読んでてもピンとこないので、とにかく例文を読みあさってます。
アンディは旅行会社でイギリス〜ロシア間を担当していて、よくモスクワに行ってるようで。話を聞いていたら最近ロシアにも興味が湧いてきました。こんな風に興味が飛び火して世界が広がっていくのって面白い。

【小噺(こばなし)・メモ】
◆帰りのスーツケースの重さ、20.8kg。お土産分が増えてんのになぜ軽くなった。でもツアーの他の人に比べると確かにちょっと重いし(みんな18とか19だった)。おじいちゃんのリアクションは満更冗談じゃなかったんじゃ…(笑)。
◆旅行(主に移動中)で持ち歩いてて役に立ったもの。
フリース素材のスリッパ/袋/目薬/カンロ(株)の海苔のゴマ挟み焼きっていうお菓子(?)/ガム&ミンティア/歯ブラシと小さいコップ/電子辞書。
地球の歩き方は今回の場合、帰ってきてから自分がどの辺りをうろうろしてたのかを確認するのに役立ちました。個人旅行ならもちろん現地で大活躍だと思う。次回はぜひ。
◆ベタだが実体験として学んだこと。「笑顔と音楽と酒は、国境を越える」。次イギリスに行く時は、グラストンベリーの音楽フェスに行きたいです。