1/10〜1/15のイギリス旅行6日間の日記がやっと書き始められそうです。
始めに。程度の低い内容なのは飛行機が未知の世界だった為なので大目に見てください(笑)海外に行くのは、中学生の時に市に行かせてもらった超短期のホームステイ以来だったので。


ただいまー。たぁーのしかったです!帰ってきたくなかった!今回の旅は人にも恵まれて、出会った色んな人に色んな所へ連れてってもらえて色んなことを教えてもらえて、日数の割に沢山の経験ができたんじゃないかな。沢山のラッキーも重なってのことなので、本当にすべてのことに感謝です。
因みにツアーの顔ぶれは、60前後のおばさま2人組と、40前くらいの控えめで飾ったところのない女性2人組と、小さなボストンバック1つで現れた1人参加の強者おじいちゃん、+私でした。少人数のおかげでフットワークも軽くツアー特有のストレスは皆無に等しかったし、アットホームな雰囲気だったので1人参加の身としては願ってもないことでした。
添乗員さんは50ちょいくらいの男性(仮に中井さんとしておきます)だったんだけれど、この方がほんとに素晴らしくよかった。個人的にはこの、世界中を旅してきたであろうおじさんに夢中でしたね。あ、変な意味ではなくて「どうしたらこういう人になれるのかな」っていう意味でね:-) 添乗員さんてみんなそうなのかもしれないけど、細かいことは気にしないのに細かいことに気を配れる。あと本人は「職業柄なだけですよー」と笑っていたけど、ROCK・歴史・ミュージカル・宗教・映画・その他諸々どこをつついても(=広いうえに)ものすごく深い。添乗員さんなので「(一般的に)人気のあるところですよ」という話し方をするんだけど、私は人として興味があり「中井さんは、どこが一番面白いと感じますか?」などと人への興味とインタビュー癖を発揮してしまった。添乗員さんてまさか自分のことを質問されるとは思ってないので、一瞬「私ですか?…えーと…」とびっくりさせちゃったようでしたが、楽しげに答えてくれました。中井さんのおかげで、今まで表面的にしか分かっていなかったことが自分の中でどんどん1つに繋がっていって、本当に為になった旅行になりました。
感想だけ書いてても自己完結になっちゃうので、旅行中にメモ程度に書いてたダイアリーを元にちょっとずつ書き始めてみます。色々感じることが多くて、6日間でB5判30枚のノートをほぼ使い切りました。あほみたいな呟きもあるから全部は書かないけど。
今回ツアーにしてしまったからには旅のプロからノウハウを(私の場合そこまで達してないので、せめて基礎の基礎だけでも)学ぼうと思っていて、ついつい中井さんを観察しちゃってました(失礼)。国内なら意外とうろうろしてる方だと思うんですが、きっと海外だと必要な物も違ってくるもんね。「旅慣れる」ことに憧れがあるし旅をして沢山の人に会うことで新鮮な感覚を大切にしていたいと思っているので、旅慣れた人はどんな鞄使ってるのかな〜とか何をどうやって携帯(常備)してるのかな〜とか。あ。で、やっぱり「地球の歩き方」持ってた!私も勿論持って行きましたが、私はトラベルライターにも憧れてたりするので、旅のバイブル的な存在のこの本を作れたら本当に最高だろうなーと改めて思いました。
あと、搭乗券の発行であるとか入国カードの記入だとか、ツアーってこういう面倒なことを添乗員さんに代行してもらえることが一番の利点だと思うんですが、私にとっては個人旅行ができるようになるための足がかりと考えてるもんで、なんだってやってみたいというかやらねば!と。例えば「搭乗券発行してきますねー」っていう時、大抵みんなは一ヶ所に固まって談笑しながら待ってるんですが、私はよく1人で中井さんにくっついていってました。邪魔しないように、ただやり方を見られればいいなぁとちょっと離れて後ろから覗き込んでたんですが、何にでも興味津々の私を中井さんも面白がってくれて、訊いたわけではないのに面倒くさがりもせず丁寧に電光掲示板の見方なんかを自ら説明してくれるのがすごく有り難かったです。
丁寧に教えてくれる、と言えば。ライブハウスには、以前彼が日本にいた時に仲良くなって今はロンドンに帰っている30代前半のイギリス人男性(仮にダンとしておきます)と行ったんだけれど、ダンには、1人ではちょっと勇気が出なくて乗れなかった地下鉄(イギリスではチューブという)をここぞとばかりに一緒に使ってもらったり。「ここが、今いるとこで、目的地がここだから、この額ね。金額が3種類書いてあるのは9:30までのピーク時とそれ以外の額で、あともうひとつはオイスターカード使わず現金払いなら時間に関係なくこの金額ね」と流暢な日本語で丁寧に説明してくれました。初めてのお使い状態(笑)。でもチューブは噂で聞くほどガラ悪い感じしなかったけどなぁ…多分あれ1人でも全然怖くなかったと思う。
あ、そうだ。地下鉄と言えば、今回は結構あらゆる交通手段を使ってみました。ツアーの時は今回は少人数なので24人乗りのマイクロバスを使ってたんですが、ライブショウ行くのにダンとチューブ(地下鉄)使って、1人で気になっていた村に行くのに鉄道を使って、ミュージカルから帰るのに黒いオースティンタクシー(ワーゲンみたいで可愛い)使って、あとツアーの中にテムズ川クルーズも組み込まれてたし(笑)、目当ての絵を観に行くのに二階建てのロンドンバスにも乗りました。今となっては料金ちゃんと払えてたのか、そして乗り方はあれでよかったのかよくわかんないけど(笑)

【小噺(こばなし)・メモ】
◆行きのスーツケース21.6kg、機内持ち込みの重さは不明。
◆空港って思ったよりバタバタしてないんだね。すごく穏やかな心地いい時間が流れてた。
◆搭乗口前の自由に寝そべることのできるロビーで、彼女らしき女性と一緒のイギリス人がリアムギャラガーにそっくりだった。何があったか知らんが椅子にバックパックを投げつけるように置いて何度も「くそ!」と言っている(英語で)。態度が悪いのでリアムならつじつまが合う(どんなだ)。でもリアムより背が低いような気がしたから多分似てるだけなんだろうけど、あの人oasisのファンなのかなーと思いながら眺めてた。
◆白人夫婦が機内のクッションでふざけてポコポコ叩き合ってたのが可愛かった(笑)
◆12時間のフライトは長すぎて音楽も聴き尽くし、観念して映画を観ることに。字幕で「カールじいさんの空飛ぶ家」(英語タイトルは「UP」)を観る。日本での1分くらいのCMでは号泣しそうになったのに、全編観たらあんまり泣けないってなんだろう(笑)アメリカンジョークが私には解りづらいってのもあるんだろうけど、日本語訳も上手くないと思った。意味が通らなかったり、人物の敵味方関係もいまいちしっくりこない。おばあさんとの思い出のシーンと、じいさんがふっ切れて何もかも捨てるとこ(思い出からの解放)だけだったな泣いたのは。友人に話したら、それだけ泣いてりゃ十分だろうと言われたけども。