実は、旅行最終日に一眼レフが壊れまして。気付いてたんだけど認めたくなかった…(笑)。ここに文字として書き留めてしまったら現実になる気がして(いやいや、現実ですから)。
…と言う割に実際には結構周りに相談していて、どうやら修理ではなく買い替えだろうということが判明。

郵便局行く前の明け方かな、眠れなかったのでカメラいじってたらエラー表示がピコピコ止まらなくなって、写真も撮れないし保存画像も見られない状態だったので、もし保存した旅の写真まで消えてたら…と思うと血の気が引きました。
翌朝空港でスーツケース預ける列に並んでた時に、中井さんにぽつりと「なんか一眼、壊れちゃったみたいなんですよね…」と話したら「え。でも今まで撮ったのは見られるんでしょ?」と言われて「いや、それも表示できないんで私昨日、深夜に1人、部屋で泣きましたよ(笑)」「………。」慰めの言葉が見つからず、言葉を失う中井さん(笑)。
でも帰ってきて、いの一番にプリンターに繋いで確認したら幸運にもデータは無事だったので、おかげでここにも写真をアップすることができました。よかった。「中井さん!大丈夫でした!」と伝えたいよ(中井さんにとってはどうでもよかろうて)。カメラの本体がアウトだったみたいです。カメラのカッパ(雨具)は持ってなかったので、なるべくケースに入れて保護してたのだけど、リーズ城で雪に当たっちゃったのかな。でも「旅の締めくくりだな」ときちんとまとめたスーツケースとホテルの部屋を撮った後にエラーになったので、本当に最後の最後まで頑張ってくれたなぁと。ありがとね。よしよし。

というわけで帰ってきてからは、暇を見つけてはネットや新宿のカメラのキタムラなどを見て回る日々でした。そうだそうだ。使う暇がなくて余らせていた青春18きっぷも、このカメラ探しとお土産配りと初売り後のセールや小さな個展などで地味に使い切りました。次回は5枚綴り全部使って厳島神社とか行ってみたいな。そんな時間なさそうだけどさ。あ、でも今回どうしても1人では期限までに使い切れなそうだったので、日数が足りないなら人数を足すべし!と友人を駆り出して、2人でマザー牧場には行ってきましたよ。プチ・レジャー(笑)。でも久っし振りに腐葉土を踏みしめた。その本物っぷり(綺麗なくらい立派に腐葉土)に感動してしまって友人と「ああーー、これだよね。これが本当の、自然な循環だよね」ってワサワサ踏みしめてきました。牛の乳搾りしたり気の強いひつじに追いかけられたり、すごく楽しかったよ。:-)

今売り出されてる最新のカメラは素晴らしい機能が満載なんですが、勿論その分価格も上がってしまって初心者の私には宝の持ちぐされの気がするし、腕を磨くには例えば手ブレ補正機能などがついていない基本だけがしっかりしてるカメラの方が力はつくよ。と、カメラのことを教えてもらってる人から言われたこともあり、CanonのEOS Kiss Fにしました。ソフマップで23500円。安い。というのもこれ、リコール品なんです。この機種だけやけに値が下がってるから何なんだろう?って調べてたら、CanonのHPに昨年の10月付で「液晶モニターが表示せず、シャッターレリーズができない、かつファインダー内に busy を表示し続ける事がある」って書かれてた。なるほどねー。でも原因不明に安いよりは安心できた(笑)。ファームウェアをVersion 1.0.6に変更するだけなら自分ででもできるし。安さの理由が分かって、不良報告の内容も爆発しますとか危険なものではないし、不良になったらメーカーが無料で直してくれると言っているので問題なし。私はこれが欲しいのだ。と購入しました。今のところ元気そうです。ON/OFFする度に自分でクリーニングしてるみたいだし「ええ子やなぁ〜!」と着々と愛しくなってきてます(最近の物では当たり前の機能なんだろうけど)。シャッター音は前の方がジャシャーという感じでよかったけど、持った感じも自分の手にしっくり来るし、どのレンズ使うかにもよるけど本体は軽いのでライブを撮影するにも疲れにくそう。今のところカメラを仕事で使う気はないのだけど…個人的にカメラに興味が湧いてきたことと、上手くなっておいて損はないかなと思って、ちょっと勉強し始めてみました。
しかしあれだね、どんどんカメラの搭載機能が高くなっていくと、補正機能やオートモードが全部カバーしてくれちゃって、みんなが一律にプロみたいな写真を撮れるようになっちゃったのかぁと。そうなると写真が面白くなくなってしまう気がするのは私だけだろか。私の場合オートモードが邪魔になることもあるので(わざとぼかしたい・薄暗く撮りたい等)、やっぱり私にはシンプルで安価なカメラが合ってる気がします(笑)。でもカメラが高性能化することで、そこまでクオリティの高い写真は必要のない記事、例えばインタビューのみの人物撮りくらいならライターができてしまうわけだ。ライターにとってはいい時代が来たんだなぁ。じゃあアート写真以外のカメラマンの意義ってなんだろうと考えると、当然のことなんだけど、何を撮るか(何に着目するか)ってことと、人・物、問わずどんな表情を引き出せるか(切り取れるか)ってことなんだろうな、他と違った色を出すには。やっぱり必要なものは感性と人柄ってことなのかな。そう言えばこの間、カメラマンやってる友達が「カメラもパソコンも次々新しくなるから、機材揃えるだけで既に割に合わねー」と苦笑いしてました。そうだよねえ。私なんかは素人の発想で「腕があるわけだからちょっとくらい前の型でもいいんじゃないの?君の感性でカバーだよ!(親指を立てる)」と思ってしまうけど、補正以外の部分でも色々あるんだろうなぁと。もうそこまで行くと私には未知の世界です…。

カメラが届いた日は、アンディへの英文メールを一生懸命作成した後、0時回ってからいじり出したので、気付いたらカメラ持ったまま力尽きてこたつで寝てました。ギター少年か(笑)。でもやっぱり新しい機材は嬉しいもので、夢中になれるものがあるっていいなーと思います。:-)
群馬ではまだ見てないですが、横浜ではもう梅が咲いてたので、こっちも咲いたら撮りに行こう。