【 第2ステップ 】ペンパルを探す&Skypeで英会話。


アンディがモスクワに行ってしまった。
彼女は近年急成長しているロシアを顧客に
自分の旅行会社を立ち上げたところなのでとても忙しそうです。
特に観光シーズンの6〜9月くらいまではこうして度々
2週間〜1ヶ月間モスクワに出掛けることも多い模様。
「.....Be good, okay?」
と泣きながら( 泣くなよー )彼女はモスクワに旅立っていきました。


寂しい。


…けど!
私には考えがあるのだ。( ニカッ )

この間に英語をメキメキ上達させて、
アンディをびっくりさせてやるのだ。
1ヶ月じゃ限界があるだろうけど、
この2ヶ月間だけでも普通の文( 専門的なのは無理 )なら
辞書なしで大体内容が掴めるようになってきた。
ただ、そこからが伸び悩んでるような気がするけども…。
このまま単語増やしていけば改善するかな?



アンディが忙しい中でも一方的に私のダメ英文を添削してくれることに
私は一種のギルティ状態というか幾ばくかの負い目を感じてたんですね。


あ!でもそれだけじゃないや。
そうだそうだ、そんな綺麗事じゃないんだった(笑)。
アンディは日本語覚える気はないから
添削してサクッと返信してくるんだけど、
私は、和訳して英作文して写真も撮らなきゃいけないわけで
ちょっと仕事が忙しくなると2日くらい間が空いてしまって、
そうするとアンディから
「まーだー?」
ってメールが入ってくるわけです。



……おまえもやってみろー!!
(びっくりするほど不条理!笑)


と、時折恩知らずな自分が顔を覗かせるのもやだし
アンディとだとなんかこう、情にほだされる(私がほだされてる)というか
遊んじゃってついついうやむやになるというか
やっぱり学ぼうモードの関係ではないんだよね。
前回「アンディ's ブートキャンプ」と書いたけど、
あれは結局私の解釈が間違ってたわけだし。
日本語初心者の外国人が「〜ください」を付けないとすべて命令形だと思ってしまう(らしい)のと一緒で、
「Please」が付いてなかったり疑問文の文末に「?」が付いてないからと言って
高圧的な言い方をしてるわけじゃないんだということが、私にも段々分かってきました。
「写真いっぱい送ってー」とか「1日1通メールちょーだい」とかちょっとわがまま(笑)なんだけど、
なんだかんだでアンディは優しいです。
そして私も、「いやだ。でーきーなーい(怒)」と
英語でも自分らしさ(?)が出せるようになってきたので、最近はだいぶ気持ちが楽です。
とりあえず、NO!と言える日本人だったようだ(笑)。
アンディとは、言いたいことを言い合っていい感じに距離が縮んでいます。:-)


で、一方的ではなく対等な関係ってないのかな、と色々調べてたら
Language Exchange(言語交換)というものを知りました。
言語交換っていうのは、例えば私の場合だと
英語圏に住んでるか母国語が英語で、かつ日本語を学びたい・もしくは日本の文化に興味のある人」
とパートナーを組んで、互いに自分の母国語を教え合っていくというもの。
ランゲージエクスチェンジのサイトはいくつかあるようですが、ここが一番内容が充実してて、真剣に勉強目的の人が多いような気がします。
http://www.mylanguageexchange.com/Default_jpn.asp


日本語教えるのって大変だろうな。負担になるかもな。と思いつつも
日本に興味持ってくれてる人たちの自己紹介文をパラパラ見ていたら
「Domo. Yoroshiku onegaishiwasu. ( ども。よろしくおねがいします。 )」とか
純カナダ人の少年( 13 )が、「 Nakamnra 」←「 これが僕の日本名なんだ!そう決めたんだ! 」
と言ってくれてるのを見て、なんだか胸が熱くなった次第です。


えーと。しかしだ。あれだね。
グラストンベリーフェスティバルの登録でしょ
Skypeの登録でしょ
んでLanguage Exchangeの登録でしょ。


今、ワールドワイドに迷惑メールが届いてます(笑)。本当にまいる…。
でも迷惑メールさえも訳して勉強に使ってるけどね。ふふん。
( ※ろくな単語が覚えられない )


今は主に、こういったサイトで私を見つけてくれた
アメリカ・バークレイに住んでる24歳男子( 仮に名前をガブリエルくんとしておきます )と
アメリカ・サンディエゴに住んでる同じく24歳男子( 仮に名前をジェレミーくんとしておきます )と
メールで文章を添削し合ったり、Skypeで発音強化なんかをしてます。


二人ともアメリカ西海岸の24歳なんだけど、たまたまなのです。
あ。でも、たまたまとは言い切れない節もあるな。
というのも、
他にも色んな国・性別・年代の人達とやり取りしたし、できるだけ全てのメールに返信はしたんだけれど、長く続くことはありませんでした。
勉強に対するボルテージが同じくらいだということも大切な気がします。
アイルランドのおじいちゃんは、語学は趣味の域で私にも優しすぎて間違いを指摘してもらえなかったし、
逆にアジア( 中国・シンガポールなど )の大学生たちは日系企業に就職するために日本語を勉強してる人たちが多いようで、どうしても私は仕事優先になってしまうので、私の方がその熱意に応えてあげられず…それとアジア特有のアクセント( 訛り )が気になってしまって続きませんでした。
そんな感じで、お互い社会人で「 仕事や日常生活の中で英語( 日本語 )を使えたらいいな 」という熱意と切迫感が高くも低くもない2人が残ってくれました。
始めた当初は、結局は出会い系のワールド版か…と正直めげそうだったけど、ここ最近は真摯な人達に当たれていて本当に有難いなーと思う。見抜けるようになっただけだろうか。


時差の関係上、イギリスと日本だとお互いちょっと無理をしないと( 私が朝5時に起きるとか、アンディが深夜3時まで起きてるとか ) Skypeができないのに対して
アメリカだと逆に時差あり過ぎて(笑)、却ってお互いちょうどいい時間帯に繋がれるんです。
そういうのも恐らくアメリカ人とは続いている所以かと。
ちなみに、時差もなくイギリス英語であろうオーストラリア人からは真面目なメールが来なかったのです(悲)
※これはあくまで私のケースです。オーストラリア人みんながチャラいというわけではないよ。念のため。



イギリス英語繋がりで特筆しておくと、同じ英語でもイギリス英語とアメリカ英語が違うというのは周知の事実だと思います。
そのイギリス英語の中でも、「 口を開けば出身と階級が分かる 」というくらいその土地土地でアクセント( 訛り )が違ったり
アメリカ英語も、「 やっぱりニューヨークのアクセントは素敵 」とかあるみたい。


今私は大抵、イギリス英語( アンディとダン )で文を書いて
アメリカ英語( ガブちゃんとジェレミーくん )で喋ってるわけで、
なんか実験的だなーと思う。
どうなるんだろ。
「 こいつ…!いったいどこの出身だ?! 」
( いやいや、どう見てもアジアンだから。笑 )
っていう、ミステリアスな女になろうかと企み中。
とか言いつつ、完璧にアメリカ的な発音ができるようになるとも思えないので
結局は「 うん。アジアンでしょ? 」っていうミステリアスでもなんでもないやつになるのでせう…。



【メモ・小噺(こばなし)】
ここくらいにしか書けないから書かせてくれい。
ガブちゃんと初めてSkypeした時に、「 笑った顔がスカーレット・ヨハンソンに似てる! 」とびっくりされたのです。
私は観るテレビといったらほぼタモリ倶楽部のみのため( それってどうなんだ… )、以前はスカーレット・ヨハンソンさえ知らなかった私ですが、実は何年か前にも言われたことがあった( その時は日本人から )ので、今回はすぐに反応することができた。
「 …あんな美人じゃないよ 」と苦笑いして言ったら、
「いやいや、 『ロスト・イン・トランスレーション』の頃の幼い、垢抜ける前の」と。それ言わなくていいから(笑)。


ちなみにこれと関連して「 おまえの、目は、節穴か 」という慣用句(?)を教えてあげたら、いたく気に入ってました。
これってアメリカでいうところのスラングに入るのかな。
教えといてナンだけど、あまり使わない方がよいよガブちゃん(笑)